「満月珈琲店の星読み」を読んでみた感想・レビュー

最近はビジネス書や自己啓発系の本を読むことが多い私ですが、久しぶりに読んでみて良かった小説をレビューします。

星読みに興味があったからということもあり、とても楽しく読めました。

シリーズ化されていて、全部で５巻あるのですが、あっという間に全巻読み終わりました。

今回、読むというか実際はAmazonのAudible(オーディブル)で聴いたのですが、オーディブルについては別記事にくわしく書いてます↓

どんな物語？

「満月珈琲店の星読み」は、満月の夜にだけオープンする不思議な珈琲店を舞台に、猫のマスターと星遣いの猫たちが、極上のスイーツと占星術で、人生に迷える人達を客としてもてなします。

人々が満月珈琲店にたどり着くまでの経緯やその後の展開によって、互いに影響を与えながら成長していく様など、多種多様な人間ドラマを描いたファンタジー要素のある小説です。

率直な感想

「満月珈琲店の星読み」は、人生に行き詰まりを感じた人々の様々な人間模様と、珈琲店での猫たちのもてなしや星読みを通じたアドバイスを経て、最後にはほっこりと温かさが感じられる様な作品でした。

主要な登場人物達は、それぞれに困難を抱えながらも、人間関係を通じて成長し、自己を見つめ直す機会を得ます。

星読みの視点から描かれる人間の運命やそれぞれの選択の先にある良い意味での変化に幸福感や安心感を得られる部分もありました。

星読み(西洋占星術)の内容が盛り込まれていることで、星読み好きには興味深く読める作品だと思います。

たとえ星読みに関する知識が全くなくとも、少し学べる要素もあるので楽しめるのではないでしょうか。

何より珈琲店で出されるスイーツの数々が、どれもこれも食べたくなるような魅力的なものばかりで、実際にこんなお店があれば絶対に行ってみたいなと思いました。

※スイーツのイメージ画像。実際添えられている挿絵はもっと美味しそうです。

どんな人におすすめ？

ファンタジー要素や星読みという内容が盛り込まれてはいますが、全体的には深い人間ドラマをメインに展開していくので、読み応えはあると思います。

人間の運命や、それぞれの運命を背負った人間の成長について考えるきっかけを与えてくれる作品で、自分の人生はどうかな？と振り返ったり深く考察したい人に特におすすめです。

星読みについて興味はあるものの、いきなり専門書で勉強するとなると何から手を付けて良いか分からないという人は、とりあえず読んでみることをおすすめします。

まとめ

「満月珈琲店の星読み」は、一見ライトなファンタジー小説の様ですが、読んでみると様々な人間模様と人々の運命と成長が描かれている深い内容です。

多くの人にどこか刺さるところがあったり考えさせられたりする部分があるのではないかと思います。